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​被相続人の看取り/死亡の発見

相続のすべては、ここから始まります

 尊厳のある最期、平穏な最期を迎える

  

本人、ご家族の行動・選択によって、最期の迎え方が変わることがあります。

末期ガンの場合→最期は自宅ですごせることが多いようです。そして自宅療養を開始してから1~2か月ほどで亡くなることが多いようです。その短期間でいかに本人の希望を叶えてあげられるか、後悔や疑念を残さないか、がポイントになるようです。

 

老衰の場合→最後は食べることが問題になりがちなようです。衰弱してくると、食べられなくなったり、あるいは食べても誤嚥性肺炎を起こしたりするようになります。そのため胃ろうを造設するか否かという問題も出てきます。

​・臓器不全症の場合→病院での適切な処置によって延命できるので、最後まで治療を続けて病院で最期を迎えることが多いようです。終末期に治療をやめ自宅療養に戻ることもできますが、タイミングが難しいようです。

認知症の場合→苦しんで亡くなることは少ないようです。最期に至るまでが大変ですが、介護保険などの制度を上手に使うことが肝要です。介護保険については、お住まいの場所の「地域包括支援センター」に相談します。

​参考文献:『平穏死10の条件』長尾和宏、ブックマン社、2012年

 孤独死などの死

  

孤独死で亡くなることもあります。

孤独死→見つけた場合は警察に連絡します。警察/嘱託医(監察医)で検視/検案をします。

親族への連絡は警察がします。親族がいる場合は、警察から親族に遺体が引き渡され、そこから、葬儀、火葬、埋葬/納骨に進みます。

 

親族がいなかったり、いても遺体の引き取りを拒否した場合は、​事実上故人の周りにいた人が死後事務を引き受けることが多いようです。大家、民生委員、ケアマネジャー、保証人など様々です。孤独死そのものは、立派な死に方の一つですが、関係者に事務負担・費用負担を与えるのはよくない所です。

平穏な孤独死は無理なのでしょうか?

「終活」をしておくことで可能になります。

生きているうちに自分で準備してしまうのです。

身寄りも知り合いも少なく孤独死する恐れのある方には、死後の事務をしてくれる人や財源を生きているうちに手配しておくことをおすすめします(他にも考えておくことはあります)。

また身近にそのような恐れのある方がいる場合は、こうした事前活動をするように促していただきたいです。

​こうした「終活」が普通になる社会こそ、社会的費用の増大を公正に抑えつつ、平穏な孤独死のできる社会だと思います。孤独死の増える今後、そういう社会にしていかなくてはいけないと思います。

当事務所は、身寄りのない方の終活を全面的にサポートしております。当てはまる方、あるいは身近に当てはまる方がいる方は、いつでも電話してください。

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